BIOGRAPHY
活動歴
日本を代表する和太鼓奏者としてFIFAワールドカップ閉会式、ハノーバーEXPOに出演するなど、世界34ヶ国でワールドワイドに公演を行う。
圧倒的なテクニック・ダイナミクスと、個性的で魂とエネルギー溢れる奏法を武器とし、和太鼓アンサンブルを音楽的に作編曲・構成が出来る和太鼓界唯一の奏者。
世界に日本の和太鼓の存在を大きく知らしめた『鼓童』のメンバーとして、1985年より7年間で800回を超える舞台で活躍し、その後、世界中の独自の個性や表現力を持った民族打楽器奏者が、様々な音楽の場で活躍している現在に於いて、個人より集団としての形式美や音量、音楽性よりパフォーマンス性の派手さを重視されがちな、現在の和太鼓のスタイルに疑問を持ち、「太鼓は音楽としても発展する必要がある」との考えから、音楽性や個性を重要視するソロ和太鼓奏者として活動を開始。
『伊藤多喜雄 & TAKIO BAND』に約2年間在籍。更に『東京打撃団』の旗揚げに参加し、中心メンバーとして6年間在籍する。
そして、「未来の可能性を追求するスタイル」が共感を呼び、『北野武』監督・映画「座頭市」の音楽への参加や、倉本 聰作・演出による舞台、『THE CONVOY SHOW』などの太鼓シーンの作曲・編曲・指導、2004年には『ZI-PANG』として日本アカデミー賞授賞式、2008年にはショートショートフィルムフェスティバルのオープニングとエンディングの出演・プロデュースを行い、宮本亜門氏からも絶賛を受ける。
また、アフリカンパーカッション界の雄、ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ(ユネスコ世界遺産)の「芸能生活50周年アニバーサリーコンサート」へのゲスト出演や、グラミーアーティスト『コールドプレイ』と『リアーナ』によるミュージックビデオ「Princess Of China」へも出演。2011年にはスムースジャズ界の雄、デビッド・ベノーア氏のコンサートへゲストとして招かれ、2013年にはアルフォンソ・ジョンソンやカレン・ブリッグスなど世界的なジャズアーティストと共にコンサートも行った。
世界No.1と謳われるドラマー、テリー・ボジオ氏にも「独自の素晴らしい表現だ」と絶賛される等、世界の一流アーティスト達にも認められるようになる。
2000年からは、個性溢れるソロ和太鼓奏者で構成し、和太鼓と音楽の融合をコンセプトとした、現在の『Samurai Music ZI-PANG』(旧Taiko Jazz ZI-PANG)を総合プロデュース(企画・構成・音楽)し、これまでの太鼓界にはない、太鼓と音楽の融合は多くの団体にも影響を与え続けている。
また、全国高等学校文化連盟が主催する、高等学校文化祭・郷土芸能部門の東京大会と神奈川大会の審査員を長年に渡り務めている経験より、2012年からは和太鼓界初の取り組みとなる、全国で活動している10代〜20代の実力ある和太鼓奏者を一堂に集めてプロデュースした『スーパー太鼓ジュニア』を立ち上げ、海外の国際フェスティバルをはじめ、数多くの和太鼓イベントに参加させている。また、彼らの育成にも努め、技術向上のサポートはもちろん、プロ奏者になるサポートも行い、和太鼓界と日本の文化の発展にも貢献している。
特に肩から下げて演奏する“かつぎ桶太鼓”の第一人者としても、他の追従を許さない独自の世界を展開しており、ソロパフォーマンスに於いても、太鼓界前人未到の高度な演奏技術を駆使した奏法を行う等、常に新たな表現を提示しており、また高い評価も受けている。更に作曲や指導、ワークショップも世界中で展開し、2003年には教則ビデオDVDもリリースし、世界的電子楽器メーカーとエレキかつぎ桶太鼓の開発も行う。
また、世界最大手和太鼓店「浅野太鼓楽器店」と共同開発した「かつぎ桶太鼓・21世紀モデル」は、その革命的な機能性が認められ2004年のグッドデザイン賞を受賞。2006年に開発した「おけまるくん」は、現在では子ども用のかつぎ桶太鼓として定番となっている。
2011年には、アメリカの世界的打楽器メーカーの[REMO]にその高い演奏能力を認められ、日本人としては数少ないエンドース契約アーティストとなり、自身が設計・デザインしたシグネチャーモデル「Katsugi Okedaiko」が発売されている。
演奏活動だけにとどまらないフィールドとアイデアと先見の明は、まさに先端を行くパイオニアであり、太鼓界に大きな影響を与え続けている。
邦楽ジャーナル紙では、「林田ひろゆきの挑戦と結果は、現在の桶太鼓の流行の行方を占う一つの指標になるではなかろうか」と評される。
現在では、国内外の数多くの太鼓グループに楽曲提供も行う等、作曲家としても定評があり、30を越える太鼓団体に約100曲のオリジナル楽曲を提供する他、脳科学をベースにし、多くの実践と研究、検証を重ね、揺るぎない理論で構成されたメソッドは、世界中で3,000人を超える参加者が受講しており、国内はもちろん、海外でのワークショップのツアーも毎年数カ国で行っている。
また、日本太鼓協会の公認指導員を育成する指導者としても活動している。
日本を代表する和太鼓のトッププレイヤーとして、国内だけではなく、カリフォルニアを中心にアメリカにも拠点を置き、ワールドワイドに活動しており、和太鼓界の中では最も多岐にわたった活動をしている。
2019年には埼玉県で最も大きい賞のひとつである「埼玉グローバル賞(世界への挑戦分野)」を受賞し、埼玉親善大使の委嘱も受けている。
主な国内・国際的イベントへの出演
1997年 THE WTO SHOW(シンガポール)
1997年 JAPAN WEEK 97(オランダ)
1998年 FIFAワールドカップ・フランス大会 クロージングセレモニー(フランス)
1999年 東京打撃団 フランス・アフリカツアー(フランス・エジプト・ケニア・タンザニア・ザンビア)
2000年 ハノーバーEXPO(ドイツ)、PERCUSSION FESTIVALS(イギリス)、
SFINKS FESTIVAL(イギリス)、CHICHESTER FRINGE 2000(イギリス)
2003年 北野武監督「座頭市」、和太鼓サウンド収録(日本)
2004年 HAWAII TAIKO CONVENSION(ハワイ)
2004年 日本アカデミー賞授賞式・開会式、閉会式セレモニー(日本)
2005年 ZI-PANG 中南米ツアー(グアテマラ・コロンビア・エクアドル・ベネズエラ)
2005年 愛・地球博 ナショナルデー・ジャパンウィーク(日本)
2005年 チェルノブイリに降りた天使たち(日本)
2006年 カウントダウンライヴ in グアム(グアム)
2006年 ZI-PANG 中南米ツアー(コロンビア)
2007年 日中友好35周年記念・上海 日中交流WEEK『太鼓&三味線ライヴ in 上海』(中国)
2008年 ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ『芸能生活50周年アニバーサリーコンサート』(セネガル)
2008年 『美空ひばり座』オープン記念セレモニー(日本)
2008年 ショートショートフィルムフェスティバル(日本)
2008年 シニア女子レスリング世界選手権大会・開会式セレモニー(日本)
2009年 浅野太鼓楽器店創業400周年記念・感謝祭(日本)
2010年 東京ガールズコレクション・10th Anniversary(日本)
2010年 World Percussion Festival(アメリカ)
2010年 REMO 新製品の為の映像出演(アメリカ)
2011年 スーパー太鼓コンサート(アメリカ)
2011年 Asia America Symphony Association 50th Anniversary Concert(アメリカ)
2012年 Drum Channel出演(アメリカ)
2012年 コールドプレイとリアーナによる「Princess Of China」ミュージックビデオ出演(アメリカ)
2013年 Las Vegas Chainese new year Event(アメリカ)
2013年 6th festival des Cultures du Mondede Gemenos(フランス)
2013年 Nisei Week(アメリカ)
2013年 World Taiko Music Explosion w/ Hiro Hayashida and Special Guests(アメリカ)
2014年 TEN DRUM International Festival(台湾)
2014年 千葉和太鼓祭り(日本)
2014年 ジャカルタ・縁日祭 2014、JKT48とのコラボレーション(インドネシア)
2014年 HIBIKI Ⅳ コンサート(シンガポール)
2014年 Yilan International Children's Folklore and Folkgame Festival(台湾)
2014年 Asia Pacific Festival Purwakata 2014(インドネシア)
2015年 Koronadal International Folklore Festival 2015(フィリピン)
2016年 千葉和太鼓祭り(日本)
2016年 成田山太鼓祭 2016(日本)
2016年 陸前高田・全国太鼓フェスティバル 2016(日本)
2016年 林田ひろゆき和太鼓生活30周年記念・Taiko Jazz ZI-PANG Anniversary Live(日本)
2016年 オーストラリア・林田ひろゆきライブツアー(オーストラリア)
2016年 CIOFFⓇ World Folkloriada(メキシコ)
2016年 フィリピンクルーズ(フィリピン)
2017年 ZI-PANG Special Live in Los Angeles 2017(ロサンゼルス)
2017年 ERAU INTERNATIONAL FOLKLORE & FOLK ART FESTIVAL(インドネシア)
2017年 釜山韓日文化交流協会創立30周年記念式典(韓国)
2017年 順天JAPAN WEEK公演(韓国)
2018年 SAKURA MATSUGI 2018(シンガポール)
2018年 UNDER THE RISING SUN Concert(オーストラリア)
2018年 All Australian Wadaiko Festival 2018(オーストラリア)
2018年 東京アジア打楽器フェスティバル 2018(日本)
2018年 Billingham International Folklore Festival of World Dance(イギリス)
2018年 An evening of Ultimate TAIKO Concert(アイルランド)
2019年 ZI-PANG Ireland Tour 2019(アイルランド)
2019年 Cherry Blossom Festival in San Francisco(アメリカ)
2019年 Fanta Stick Taiko Beat(オーストラリア)
2019年 SUMMERFEST International Folklore Festival 2019(ハンガリー)
2019年 新潟県太鼓フェスティバル(日本)
2019年 Wind of Tsugaru at Carnegie Hall(アメリカ)
2019年 YouTube Brandcast(日本)
主な共演者、共演グループ
伊藤多喜雄、伊藤キム、EPO、葛城ゆき、カルロス菅野、木乃下真市、近藤等則、ジョー山中、神保彰、瀬木貴将、谷川賢作、玉置浩二、日野皓正、マタロウ、水嶋一江、村上“ポンタ”秀一、森山良子、YAS-KAZ、山下洋輔、松山夕貴子、佐藤ぶん太、USA(EXILE)、中西俊博
クリス・マーティン、エルビン・ジョーンズ、金徳珠、マックス・ローチ、デイビッド・ベノーア、アルフォンソ・ジョンソン、テリー・ボジオ、ポンチョ・サンチェス、カレン・ブリッグス、ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ、ワガン・ニジャエローズ、リオン・チャンクラー、デイビッド・ヒューズ、ロビー・ウォルシュ
サムルノリ、STOMP、G-ROCKETS、THE STRiPES、他
主なグループ活動
1984年〜1991年『鼓童』
1994年〜1995年『伊藤多喜雄&TAKIO BAND』
1996年〜2002年『東京打撃団』(林田ひろゆき・作編曲)
2000年〜現在『林田ひろゆき & ZI-PANG』(林田ひろゆき・総合プロデュース)
2003年〜現在『スーパー太鼓トリオ』(ヒダノ修一・総合プロデュース)
2005年〜現在『武-SON』(林田ひろゆき・総合プロデュース)
2006年〜現在 林田ひろゆき&御木裕樹 太鼓プロジェクト『CHI-GI-RI』(林田ひろゆき、御木裕樹・協同プロデュース)
2012年〜現在『スーパー太鼓ジュニア』(林田ひろゆき・総合プロデュース)
2023年〜現在『エモーショナル太鼓ジャパン』(林田ひろゆき・総合プロデュース)
その他の活動
2002年 ZI-PANG “LIVE 2002” [DVD&VIDEO]をリリース。
2003年 かつぎ桶太鼓教則ビデオ“虎の巻”[DVD&VIDEO]をリリース。
2004年 かつぎ桶太鼓「21世紀モデル」を浅野太鼓楽器店と協同開発。
(2004年グッドデザイン賞受賞)
2006年 子供用桶太鼓“おけまるくん”を開発。諏訪工芸より発売。
2007年 ZI-PANG “SPECIAL LIVE 2007” [DVD]をリリース。
2010年 ZI-PANG “LIVE IN FUKUOKA 2010” [DVD]をリリース。
2011年 かつぎ桶太鼓「REMO Katsugi Okedaiko」レギュラータイプをデザイン・設計。REMO社より世界発売。
2014年 かつぎ桶太鼓「REMO Katsugi Okedaiko」スモールタイプをデザイン・設計。REMO社より世界発売。
2019年 締太鼓「REMO Shime daiko」をデザイン・設計。2020年、リンデンプロモーションより発売予定。